医療センターの会議

高知医療センターの会議に出席して参りました。
一時期、運営資金がショート寸前ということで話題になりましたが、経営改革も進んで、今年度には単年度黒字化を達成したいということです。

さて、この黒字化議論をするときにいつも思うのですが、たしかにショートしてしまうほど放漫な経営をしてしまうのはまずい。
ですが特に県市共同経営の特に公共性の高い病院において、いままでの反動とはいえ極端に利益重視に走ってしまってはいけないとも思うわけです。
利益をあげようと思えば、経常経費の圧縮などのコスト削減から客単価の引き上げということになります。
マクロな視点で見れば、患者負担の増大だけでなく懸案事項である国家予算における医療費増大につながるわけですね。
また違う観点からは、収益性が低く民間病院が避けがちな事業などを率先して引き受けることも必要ではないかと思われるわけです。

そういう視点を頭に入れて本会議に挑んだわけですが・・・
病院側の説明によると前年同月比で約106%くらいの売上をあげているが、他県の例を見ればもっと改善の余地があるということで、無闇に利益重視に走っているわけでもないとの説明でした。 わたしも確か前回の定例会にてそのことを裏付ける指標を拝見した記憶がございます。
それと民間病院と違って医者も公務員なわけで給料も保証されていますから、検査を漬けにして点数を重ねることなどはない旨のお話を先輩議員から聞きました。
この点については、私は医者ではないので自身で検証はできないのですが、必要に応じて専門家などを駆使することもあるでしょう。

さて、高知県の日本一の健康長寿県構想によると、県下の大きな医療課題のひとつに中年のがん、心疾患による死亡率の高さが挙げられます。
その対策として県と医療センターでは、 定期健診による早期発見、早期治療に力を注いでいます。
しかしながらこれらの取り組みは対処療法であって、死亡率を低下させることはできても病気の発生自体を防ぐわけではございません。
本当の県民の健康長寿を目指すのであれば、もう少し予防にウェイトを置くべきだというのが私の考え方です。

特にがんや心疾患、脳血管疾患の原因は体をつくる食事に起因する食源病とのレポート(マクガバンレポート)も出ておりますので、 日本人の体にあった食事のあり方をしっかりと発信していくことで、国民の健康・長寿に大きく貢献できると考えます。
行政としても食育という形で講演・勉強会などを開催し普及に努めていますが、できれば病院などの社会的信用と権威があるところで、また罹患中という健康に対する意識の高まる状態で、啓発活動を行なってもらいたいものです。医療センターの会議でもその旨の提案をさせていただきました。