全国介護政・福祉地方議員連盟

本日は『全国介護・福祉地方議員連盟』の会に参加するために上京しています。

議員にはそれぞれ得意とする分野、例えば教育、経済、防災などがあります。超高齢化を迎えつつある日本にとって、介護・福祉はしっかりと取り組まなければいけない分野なのですが、残念なことに今までの社会的背景もあって福祉・介護分野に本当の意味で精通した議員は他分野と比較すると割合少ないように感じます。

また地方分権が進む中で施設設置要件に関することなどが地方に移管されるなど自治体の裁量が増しつつあります。地域の特色といえば聞こえがいいですが、制度不備によるサービス格差などに繋がらないよう十分に留意する必要があります。福祉・介護の実情をしっかりと理解し、地方から適切な制度を提言できるようしっかりと勉強していきたいと思います。

議連の出席者は特養や老健施設に何らかの形で関わっている人ばかりで、私のような純粋勉強できている人は少ないようでした。

縷々お話はありましたが、業界としては社会保障と税の一体改革による介護・福祉分野の在宅および通いの強化が、施設介護の軽視につながるものと問題視しているようでした。施設運営者的にはそういった声をあげざるを得ないのはわかりますが、既存の制度だけでは対応できない現状から新制度にという流れがあるわけで、その新制度を否定するからには実効性のある対案を示すべきではないかと思った次第です。もちろん、施設運営マネジメントの強化とそれによる事業コストの縮減など自身の努力に必要性なども訴えており、なるほどなーと思った点がたくさんあったことも付しまして、今日の報告に代えさせていただきたいと思います。