歴史人物講座:明治天皇

今日は岡田幹彦先生講演の歴史人物講座に参加しました。
講演テーマは明治天皇について。

明治天皇はその崩御に際し世界各国(といっても欧州各国)のプレスから、その治世は天下無二最高のものであったと評価されています。自分で歴史を勉強したことが有る方ならば確かにその通り!と小気味良く相槌を打たれることでしょう。

アジアが欧州列強によって好き放題虫食いにされていたころ、幕末からわずか四十数年で日本を世界の列強と肩を並べるところまで強化。世界の二大国家の一つ、当時最強の陸軍を有すると言われたロシアと止むなく交戦し、ついには大勢の期待を裏切って劣等と蔑まれた黄色人種国家の日本が勝利を収めるに至ります。

日露戦争と言えば、旅順攻略の乃木希典大将や日本海海戦の東郷平八郎元帥が有名ですが、彼らの奮起を促した明治天皇の采配を決して忘れてはなりません。
今日の日本史教科書ではその偉業について触れられないのみか、その御姿すら掲載されていないことがあります。

岡田先生の講演会では、偉大な足跡とそのことの問題提起についてわかりやすくお話をいただきました。明治天皇を紹介した書籍はいくつか勉強させていただいておりましたが、今日ほど要領を得たものはなかったように思います。

大変勉強になりました、ありがとうございました。

なお、参考までに明治天皇について書かれた書籍、なかでも一風変わったものをご紹介申し上げます。
http://www.amazon.co.jp/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%A4%A9%E7%9A%87%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89-%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/4101313512