自民党県連大会

昨日は新阪急で行われた自民党県連大会に出席しました。

本県にかかわる主な議題は今後の活動方針、特に衆議院の選挙区割についてです。
結論から申し上げますと、報道等の通り小選挙区1区は山本有二代議士、2区は中谷元代議士、比例区は福井照代議士と決定しました。福井照代議士ご自身から四国比例区への転向の意志が示されたこともあってか、特に異論等はございませんでした。しかし、一票の格差に基づく議席配分がほんとうに良いのかということについては私も一言ございます。このままおなじ基準で配分や議席減を行っていけば、地方は削減、都市部は増員となり、地方の声が国政に充分に反映されなくなる懸念があります。基準の根拠となっている憲法の条文について見直しを図っていかなければならないのですが、憲法改正ともなると9条二項や天賦人権説的な人権論の見直しや環境権の設定、参議院の在り方、国体論などいくつも見直すべき点がございます。各々の議論をしっかり煮詰めることと、優先順位を定めること、さらに国民間の憲法改正の必要性を求める気運の高まりなど様々な要素が複雑に絡み合っていることから、一朝一夕に行かないのが実情です。大変歯がゆい思いをしておりますけれども、つい10年ほど前まで日本国憲法至上主義が国土を覆っていたことからすれば、大変な進歩がみられるのも事実です。焦ることなく慎重に論議を尽くし、一票の格差の問題はじめ、改正すべき点やすべきでない点、きちんと見極めて、次代にすばらしい改正日本国憲法を残すよう努めなくてはなりません。

次に大きなテーマは党員獲得の件。毎年テーマになるのですが、今年はノルマが導入されたので例年とは違う趣になりました。人に頼み事をするのが下手な私としては苦しい一年になりそうです(笑)党員を増やすことの重要性については十分認識しています。安定的な国家運営をするためには政権与党が盤石な支持基盤を持つことが重要です。ご協力をよろしくお願いいたします。

ゲストとして石破幹事長がお越しくださいました。一昔前ではまったく考えられないような単語が幹事長の口から矢継ぎ早に出る様を見て、時代の変化というものを強く感じてしまいました。それほどまでに、日本をとりまく世界および周辺情勢がより過酷な状況へと向かっているのだということです。

安倍政権へのサポート発言もありました。昨今の政権の安全保障に関する取組に対して、戦争へ近づいていっているのではないかという指摘がマスコミ等から行われているが、全くそれには当てはまらないとの弁がありました。集団的自衛権の解釈はじめすべての取組みは、よからぬことを考える集団や国家に対して、そのような企みが成功する見込みがないのみならず、行動の結果手痛いしっぺ返しをもらうことになるということをしらしめるため、つまりは平和を積極的に守るために取り組みなのであるとのことでした。安倍政権の取組みをしっかりと見ている人にとってはそうであろうと、納得のお話でした。

しかし世間一般ではそのようには捉えられていないことは事実であるので、誤解を積極的に解消していくのが我々地方党員の役割となります。頑張ってまいります。また報道等の社会的責任を大きく負う立場の方々におかれましても、戦前の愚の二の舞いをしないように、きちんとした報道を心がけて頂きたいものです。