土佐神社-月次祭 と最近気になる物

世間一般では、4月1日はエイプリルフールの日として認知され、話題となり注目を集めたい企業や個人さんが、その身を削ってネタ作りにいそしむのが慣例となっているようです。

私にとっての今年の4月1日は、土佐神社月次祭へはじめての出席の日。あいにくのお天気ではありましたが桜の咲き誇る参道を横目に到着!入蜻蛉形式の土佐神社の拝殿にあがらせていただきました。

月次祭とは何するものかと言いますと、国家安泰と天皇の弥栄を祈念するものです。わずか30分ほどのお祀りです。興味のある方は月の1日9時45分頃に、土佐神社までお越しくださいませ。どなたでも参列することができます。

ここ2,3日は神社に縁のある日が続きます。明日(すでに今日)は護国神社の春季大祭に出席。明後日の朝も土佐神社で一仕事。ありがたいかぎりです。

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さて、最近気になる話題についても触れたいと思います。
昨年あたりからよく耳にするようになりました、セルロースナノファイバーという素材についてご紹介します。植物から得られるこの素材は、CNF、BNFなどと呼ばれています。以下CNF。細かな解説は以下の動画を御覧ください(音あり)。

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=JQT7XfYP87w[/youtube]

鉄の1/5の軽さで5倍の強度、プラスチックよりも熱に強く、ガラスよりも曲げが効くって何かすごそうですね。
さらに私が胸踊らされる理由は、その原材料が木材(植物)から調達可能という点。
木材の建築材としての需要が減少しつつある今日、木材の新しい活用方法を見出せるかいなかは、地方の中山間・過疎地域にとって死活問題です。現在本県では、CLTや木質バイオマス発電などで(古くて)新しい木材の活用方法を確立しようとしていますが、まだパンチが足りないとの思いがしておりました。しかし、CNF実用化の暁には、山の衰退の問題が抜本的に解決されるのではないかと期待が膨らみますね。なんせ身の回りにあふれかえる化石燃料由来のプラスチックや金属の製品、これらがCNFに置き換え可能となれば、山にいったいどれだけの引き合いがあることか・・・環境にもやさしいはず。

実用化に向けて解決しなければならない課題もあります。定番ではありますが、量産化技術の確立、関連して生産コスト低減の課題を乗り越えなくてはならないようです。

高知県でも、本年度予算に紙産業技術センターに高性能機械導入のための予算を計上していたので、ひょっとしてCNF絡みかなと期待をしてしまいました。説明を聞いてみると高性能不織布製造装置導入のための予算ということで少し肩透かしを食らった気分。もちろん不織布も大切ですよ!

というわけで私の最近思いは、民間企業との連携の下、本県でCNF実用化に向けた取組みができないだろうか?というもの。静岡では県が相当力をいれて取組みをはじめていますが、これに追いつきたいですね。私も引き続きお仕事させていただけるようでしたら、本件について積極的に調査・提案を行っていきたいと考えております。