生活衛生と下水のお話

本日は全国環境整備事業協同組合連合会の第37回全国大会に出席をしてまいりました。
全国大会ですから、会場のかるぽーとは1,000人超の人出でいっぱい。
また、来賓には衆参国会議員をはじめ県下首長が多数出席していました。さすが全国大会。

さて、こういう機会がございましたので、下水についてお話をしたいと思います。

日常生活で発生する汚水は、地下の下水道または浄化槽施設で処理されている関係もあって、
私達はあまりその存在を意識することはありません。
上下水道料金の請求書 が来た時くらいでしょうか?
下水と一口にいいましても、 都市部に多いですが下水道で集中処理しているところもあれば、
個々の家庭に備え付けられた浄化槽で処理しているところもあります。

今日の大会は、この浄化槽を含むし尿や汚泥等の一般廃棄物の処理業者さんの集まりなのです。

四国および高知は全国に比べて下水道の普及率が低い(全国平均75.1% 高知県33.3% 高知市57.2%) ということもあって、組合員の活躍の機会は多そうです。
下水道をどんどん普及させればいいじゃないか!という簡単な話でもありませんでして、
住宅が集中するところなら良いですが、家がまばらな地域では下水工事のコストが嵩みますし、
また東日本大震災では、その集中処理の脆弱性が問題として浮かび上がりました。
そういったデメリットを解消すべく、浄化槽に活躍の場が与えられているのでございまして、
わたしの実家なども昔からお世話になっています。

いづれにせよ、高知の川には依然として生活排水の垂れ流し(42%)が行われています。
川を文化を綺麗に保つためには、下水道や合併式浄化槽の状況に応じた適切な導入を進めていかなくてはならないのです。

とりとめのない文章になりましたが、前述のこともあって高知市においては、下水道と浄化槽の間にはいろいろあるんだろうなーというのが今日の私の雑感です。