天皇誕生日

 天皇陛下は、本日85歳の誕生日を迎えられました。誠におめでとうございます。

 陛下の最後の記者会見を拝聴させていただく中、国民への慈愛あふれるお言葉と皇后陛下への感謝のお言葉に目頭が熱くなりました。

 誠にありがとうございます。

 なお、本日1330より、高知会館において「天皇誕生日をお祝いする県民のつどい」が開催されます。奉祝行事の後には、皇室ジャーナリスト 高清水有子 女史による講演会がございます。どなたでもお誘い合わせのうえお越しください。

憲法改正を推進する県民の集い

本日は講師に、八木秀次先生をお招きして憲法改正を推進する県民の集いが開催された。

八木先生は、政府の取り組んでいる道徳の教科化や民法の相続の改正に大きく係るとともに、保守の論壇として過去に数々の書籍を出版されている。私も先生の著書をいくつか拝読させていただいており、政治の道に進む決心をする上で少なくない影響を受けています。

日本国憲法の施行された1947年の5月3日、この日にはあまり意味がなくて、GHQは交付された1946年11月3日に意味を持たせたという。お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、この日は文化の日でありかつての明治天皇の誕生日である。(なお、巣鴨プリズンのA級戦犯が処刑された日は、12月23日の今上陛下の誕生日であり、ここにかれら(主にアメリカ)のメンタルをうかがい知ることができる。)

主権も自由意志もない占領下で作られた日本国憲法にふさわしいサイドストーリーである。

占領政策の主な目的は2つありました。軍事的武装解除と精神的武装解除である。これは降伏後におけるアメリカの初期対日方針の中で確認することができる。

この延長線上で作られた日本国憲法によって、今日の日本がいかなる課題に直面しているのか、私のブログを訪問する人はその道に詳しい方が多いと思いますので詳細には語りません。

八木秀次先生の考える憲法改正の本丸は、9条とのこと。

政府は加憲を言っている。憲法学者が自衛隊を違憲と言っている現状を変えるとのたてりだが、これでは弱いとのこと。

憲法には自衛隊の位置付けが書かれていない。現在の自衛隊の法的根拠はなにか?行政組織法で定められているが、これは法律である。国会議員の半数の賛成があればいつでも廃止できることを意味する。ということで憲法の中に自衛隊の位置付けを明記すべきで、それは3項をシンプルに置くことによって可能であるとのことでした。

しかし残念ながら、この八木秀次先生の着眼点はさして目新しいものとは感じなかった。自民党本部の憲法改正推進本部でもたびたび議論されている。さらに踏み込んで、とある先生からは憲法第73条の内閣の権能の中に「自衛隊を置く」と書けば良いとの意見もありました。

たとえ自衛隊を明記したとしても、自衛の範囲や戦力の程度に関する議論は相変わらず繰り返されます。行政組織の中に位置づけられ、警察法の延長線上、平時の法律でグレー事態の対処にあたらなければならないケースが生じます。

日本の主権を侵害し平和を脅かそうとするものが、その弱みに付け込まないわけがないと考えます。

天皇誕生日をお祝いする県民の集い

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今年もやってまいりました、天皇誕生日をお祝いする県民の集いです。今上陛下におかれましては、健やかに82歳を迎えられ、皇后陛下ともどもご長寿であらせられますことを心よりお慶び申し上げます。

毎年高知会館で13時30分より開催しておりますので、来年出席すべしとお考えの方は今からスケジュール帳にご記入宜しくお願い致します。

また先日の「伊藤哲夫先生×ケント・ギルバート先生」のご講演に際しましてはたくさんのご来場ありがとうございました!
伊藤先生には平和主義の逆説と題してご講演を頂きました。高知新聞にはケント・ギルバートさんの講演内容が掲載されていましたが、伊藤先生の講演にもスポットをあてて頂きたかったし、ぜひ聞いていただきたかったですね。本当に素晴らしい内容でした。

その概要につきましては、また日を改めまして掲載させて頂きます。お楽しみに。
Ⅲケント・ギルバートx伊藤哲夫先生講演概要