本日9月定例会が閉会しました。
本定例会では
- 知事提出議案14件(うち補正予算4件、条例その他10件)
- 人事議案(追加提案)
- 議員提出議案(議発第1号)
- 意見書議案(議発第2-10号)
についての審査報告ならびに採決が行われました。
知事提出議案のうち
補正予算および条例の改正内容については
http://www.pref.kochi.lg.jp/uploaded/attachment/57133.pdf
をご参照ください。
主に東日本大震災復興支援に伴う条例改正と南海地震対策を加速化させるための補正予算措置が主な内容です。
人事議案は、高知県人事委員会の委員の選任について議会に同意を求めたもの
→岡内紀雄氏の再任
議員提出議案は、
議員を派遣することについて議会の決定を求める議案(第11回都道府県議会議員研究交流大会への派遣)
*地方分権、危機管理対応ほか様々な勉強会をやるらしいので是非参加したかったのですが、私は派遣議員から漏れました。
意見書議案は、
- (可決)議発第2号 地方財政の充実・強化を求める意見書
- (可決)議発第3号 JR四国等の経営安定化に関する意見書
- (可決)議発第4号 消防救急無線のデジタル化の整備に係る財政支援についての意見書
- (可決)議発第5号 治山事業予算・森林整備加速化事業予算・国有林の強固な管理運営体制等の確保を求める意見書
- (可決)議発第6号 円高・デフレを克服する経済対策を求める意見書議案
- (可決)議発第7号 米の先物取引の試験上場の認可の撤回を求める意見書議案
- (可決)議発第8号 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加に反対する意見書議案
- (否決)議発第9号 国民健康保険財政への国庫負担割合を医療費総額の45%に戻すことを求める意見書議案
- (否決)議発第10号 清潔で県民に信頼される政治の回復を求める決議議案
以上9件です。ちなみに第1号は、委員会で不一致の結果を受けて取り下げられました。
せっかくの機会ですので、県議会の主な役割と流れについて説明いたします。
まず、定例会などの日程、流れなどの調整が、各会派の議員が委員をつとめる議院運営委員会によって行われます。
ここで決定された日程に従い、開会日には知事から議案の提出が行われます。
翌日以降は、議員による提出された議案の審査と、議員による一般質問に対する答弁書と事前レクに議会も執行部(県庁職員)も右往左往します。
数日の間をあけて3日程度の一般質問が行われます。 議題に関することはもちろんのこと、県政全般について議員は質問を行います。
一般質問が終了しますと、9月定例会では来年度予算の方向性をチェックするために予算委員会が開かれます。
その翌日から、約3日程度かけて各常任委員会(文化厚生・産業経済・企画建設・総務)にて議案についての執行部からの説明、内容についての吟味 が行われます。意見書も同様です。
閉会日には、各委員会で取りまとめられたことを踏まえて、審査結果等の委員長報告が行われます。
そして、最後に9月定例会に提出された議案および意見書の可否を問うわけです。
以上は通常の意思決定過程でして、それ以外にも、日頃の議員と執行部のやりとり
-先行事例の研究や意見交換を行う中で、政策の練り上げをおこなっております。
さて、本会議が終わったら一息つけるかなと思いきや、明日からは病院企業団、南海地震対策PT、決算委員会がぎっしり日程につまっております(汗