介護保険制度の現状と課題勉強会に参加しました。
講師は厚生労働省老健局振興課 稲葉好晴 課長補佐です。
かつて、敦盛 には人生50年と唄われていましたが、化学肥料による食糧事情の変化や医療の進歩によって、60才、今日では90才近くまで生きられるようになりました。
日本では平均寿命だけでなく、高齢者人口の絶対数自体も増加を続けており、そのトップランナーにあるのが高知県です。
その意味において、我々の直面する課題の克服は世界最先端の課題解決法ということになりますが、それゆえに制度設計側、現場の方々、また利用者も理想と現実の狭間で大変な思いをされているわけです。われわれ政治の仕事は、利用者や事業者の実情と想いをしっかりと汲み取り、財政などの現実的問題を踏まえながら制度設計をより良いものできるよう働きかけていくことです。
今日では 介護保険サービス、医療保険サービス、見守りなどの生活支援、成年後見等の権利擁護、住居の保障、低所得者への支援がおのおのバラバラに実行されているため、質的のびしろを余しつつ高コスト構造にあります。そのような中、この問題の解決とために行政が積極的に推進しようとしている地域包括ケアシステムとは、これらを有機的に結びつけ相互に連携させることで、必要なサービスを維持しつつ費用抑制することを目的とした仕組みです。
まだまだ暗中模索状態で制度として安定するまでは、皆様にはご不便をおかけしますが、よりよい制度となるよう働きかけを頑張ってまいりますので、ご指導ご支援よろしくお願いします。