先週の中頃に高知市孕東町にある中央小動物管理センターの業務概要視察を行いました。
飼い主不明や野良の犬と猫を保護し、必要に応じて引き取り手を探したり時に殺処分を行う場所です。
現在管理はPFI事業ということで民間委託されています。先日の高知新聞にはここで携わる人のお話が記事になっていたようです。
さて、ペットを飼う人が増えているということもあってさぞかし保護数も増えているのだろうなと思っていたら、意外なことに毎年減少傾向にあり、直近のピークの半分ほどになっています。
動物愛護精神が行き渡りつつあるのか野良イヌ野良ネコが狩りつくされたのか、それとも出先の人手不足なのか詳しく要因分析をする必要はあるでしょうが、むやみやたらにガス(二酸化炭素による窒息死)室に送られるケースが減っていること自体は喜ばしいことでしょう。
しかしよくよく考えてみると、普段食卓に並ぶ豚や牛は、屠殺場ではハンマーで頭をカチ割られ、魚は有無を言わさずエラから脊髄まわりに包丁を入れられているわけですから、そのどれ一つとって悲しんでみてもそれは誰かのエゴにすぎないのでしょう。ただ、食卓に並ぶ時は「いただきます」と頂く命に儀式を捧げられる機会があるだけ、管理センターの件とは違うと言えるのかもしれません。
さて話が脱線してしまいましたが、今日ご紹介したかったのは次の件です。
この小動物管理センターでは定期的に保護されたイヌとネコの譲渡会を開催しています。
講習会など瑣末な対価を払う必要はありますが、真剣に検討されている方はホームページを覗かれてはいかがでしょうか。