昨日よりフェリーとバスを乗り継いで、明日のお白石持ち行事参加のために伊勢神宮に向けて移動中です。
約2000年の歴史を誇る伊勢神宮には、太陽を神格化した天照大御神が祀られています。天照大御神は天皇陛下のご先祖さまであらせられるとともに我々日本民族の総氏神さまです。そのご在所である伊勢神宮では天武天皇が定めてより持統天皇の690年の第一回から今回の62回まで、20年に一度の頻度で内宮の建て替えを行っています。
普段は入ることのできない内宮ですが、建て替えのこのときだけは特別神領民として中に入り、お白石を内宮に敷き詰めることができます。
この20年に一度の遷宮制度を通じて、人々は神の常若を祈るとともに、この国の心を、姿をそれぞれの時代の中に問い、確信し、千代八千代の弥栄を願うものであり、その根底にあるものは、自然、つまり八百万の神々とともに人として生かされていることの感謝を行います。
一年前から高知県神社庁に申し込みを行い、幸運にも今回の式年遷宮には参加することが許されました。祖先の皆様方がつぶさに見て感じてきた日本の姿、心をわたくしもしっかりと感じてきたいと思います。行ってまいります。