先日、高知新港で執り行われた 陸上自衛隊 第14旅団 第50普通科連隊の見送り式に参加しました。おおよそ明日より、北海道にて1ヶ月程度の訓練が実施されます。
平成30年に 旅団の大規模な改変が実施され、即応起動旅団となりました。平成31年の防衛大綱、中期防も改訂されましたが、これにより、南方方面における有事への対処を重要視する姿勢が鮮明となりました。
かつてソ連、ロシアからの侵攻に備えて、重厚な陸上部隊を配置していた北海道は、現在では訓練場としてのウェイトが高まっているようです。
一方日本列島の南方では、ならず者国家の台頭から、島嶼防衛の対応に力を注いでいます。2018年の改変にはこのような背景があるとのことです。
今度の訓練と改変が密に関係するかどうかはわかりかねますが、部隊の練度を上げるためであることには間違いありません。
従来は中隊以上が全国統一的な評価の下に部隊訓練が行われいた一方、連隊はそれぞれの師団で訓練評価が行われていました。
これを改め、新たな評価基準を定めるためのテストサンプルの最期の連隊として、第50普通科連隊が選ばれたとのことです。
今までバラバラだった連隊の練度が、今回のことによって統一され、より一層頼りになる自衛隊に生まれ変わるものと期待を寄せております。
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