参議院選挙について

明日は三年に一度の参議院選挙の投票日です。みなさんにとっては今回の参議院選挙はどのような選挙でしょうか。

新聞では争点に関するアンケートをとって、国民の関心の高さがどこに寄せられているかを報道しました。景気・雇用対策、社会保障・年金がワンツーであったと記憶しております。どれも重要なテーマです。巷で言われているアベノミクスによって、経済指標は上向き、株価上昇、年金の運用益は過去最高に上りました。有効求人倍率も軒並みアップしています。この好循環をしばらく維持させて、さらに所得再配分機能をしっかりと確保することで、地方も経済の回復を実感できるようにしなければなりません。

さて話を戻しますと、私にとって今回の参議院選挙は国運を決する選挙です。

みなさんご存知の通り、ここ数年の日本の混迷ぶりは目を覆いたくなるものがありました。海外報道には、日本はアジアのいち小国になってしまうだろうといった内容もありました。外交・経済・安全保障のあらゆる分野で失敗を重ね、もうだめだ・・・とすら感じることすら有りました。そのような中で昨年暮れの衆議院議員選挙を迎えると、これを契機に日本の政治に大きな転換が生じたのでした。

安倍先生が再び総裁・総理として担がれることになりましたが、今思えば天の采配とはこういうものを言うのだろうなと感じています。地方党員の多くが石破先生を押す中で、安倍先生は二度目ということまさに背水の陣、想像を絶する覚悟の中で出馬を決意され、見事国会議員の先生方の推挙により再登板と相成りました。

そこからの目覚ましい日本の成長はすでに述べたとおりで、その他外交や安全保障の分野でも着実な成果を挙げ続けています。

しかし、真に取り組まなくてはいけない課題はこの選挙の後に待ち構えています。それは安倍総理の言う戦後レジームの脱却です。私もこれを成し遂げんとして政治の道を選びました。今も悪戦苦闘中です。戦後レジームの脱却とは、自由民主党が党是として掲げ、敗戦後ついに今日まで成し遂げることのできなかった憲法改正を第一歩として、日本の歴史をつなぎ、その中で培われてきた日本人の誇りと精神を取り戻すことです。

私たちの直面する問題の多く、例えば領土領海などの防衛の問題、TPP交渉、年次改革要望書を受けた独占禁止法改正、靖国や歴史をはじめるとする周辺諸国からの内政干渉など、すべて外交力の低さに起因するものであり、その外交力の源泉こそ軍事(防衛)力です。また外交をはじめ何事を為すにしても、国民の帰属意識、団結力の高さが試されます。

安倍総理が参院選後に必ず取り組むであろう憲法改正、主要な点のひとつはまず日本の歴史、精神を前文に謳いこむこと。3.11で垣間見た日本人の絆、団結力の強さ、精神の崇高さを世界中が絶賛しました。これらは長い歴史、伝統や文化の中で培われてきたものであって、我々の憲法の考え方も運用も、その精神に則ったものでなくてはなりません。現行憲法前文の英文直訳文から、私たちの言葉で私たちの前文を取り戻さなくてはなりません。

そして二つ目は、9条第二項の改正。自分の尻は自分で拭く、当たり前のことが当たり前にできる国にならなくてはなりません。そうしてはじめて、米国をはじめ他国と対等な立場で、臆することなく対峙し、外交することができるようになります。また、集団的自衛権の問題は、本来的には第三者から見た場合に寧ろより強力な抑止力として機能する点に着目されねばなりません。

ほかにも重要な改正ポイントは多々有り、また中には自民党案と言えども、もっと揉まなくてはならないと感じるものがあります。当然これらの議論は続けていくとして、何にも先んじてなさねばならないことは前述のとおり改正により、まず憲法に日本の精神、心を通わすこと、そして自分の国を自分で守れる当たり前の国になることです。こうして初めて、日本国憲法は私たちの日本人の憲法となるのです。

そして、これを実現できる最初で最後のチャンスが今なのです。3.11を経て自国を見直す機運が高まり、尖閣国有化によって国家の防衛と輪郭を意識し、周辺諸国の執拗な内政干渉に妖かしさを感じ、自民党が衆議院で3分の2を確保、そして極めつけは国家観と覚悟を持ち合わせた安倍総理を頂く今こそ絶好の機会と言わずして何と言うでしょう。金輪際このような機会が再訪することはないでしょう。日本がこれから沈むのか、それともまた日は昇るのか、まさに国運のかかった参議院選挙です。

マスコミ等ではすでに自民優勢が報じられ、私が選挙に行こうが行くまいがその結果はかわらないと思うかたもいらっしゃるかもしれません。そして投票率が低下するのならばそれは本当に嘆かわしいことです。しかし私が、最も求めやまないものは自民党の優勢ではありません。国民のみなさんには、今回の参議院選挙の持つ意味を真剣に噛み締めて、賛否は別として多くの方が投票所に足を運び、これからの日本を真剣に考えて一票を投じて頂きたい。そんな質の高い参議院選挙が行われることを心から願います。

麻生総理と意見交換

昨日空港にて麻生副総理・財務金融担当大臣と意見交換を行いました。
私からは多国籍企業に対する課税の在り方(いわゆるタックスヘイブン・課税逃れの問題)と、日本に本拠地を置く企業の利益と国益が相反関係にある場合の政府方針についてお尋ね致しました。

麻生総理は、G8において上記問題に対して日本が主導的に問題提起を行ったことおよびその詳細についてお話くださいました。ある一国を除いては積極的な同調を示す声が相次ぎ、その会の主要な話題となったそうです。2014年には日本が閣僚理事会の議長を務める予定のOECDにおいても、重要なテーマとなるだろうとのことでした。

具体的解決策としては、関係各国が横一列で課税を強化するしかなさそうです。
なお後者の質問については詳細を控えます。

漫画好きな麻生先生ということで有名でしたので、ゴルゴ13や◯ーゼンメイデンの本を持参してサインをいただこうかとつくづく考えましたが、公私を混同をしてはいけないとすんでの所で思いとどまりました。いや~、やっぱり悔やまれる

麻生先生と

森林・林業・林産業活性化促進地方議員連盟四国地方連絡会議定時総会

本日は徳島で開催されています標記の総会に参加しています。これ以外にも観光や公共交通の総会が開催されました。
日本や世界の動向についての情報共有、議員間の親睦などさまざまな目的を持って行われます。

既存の建築方法に収まる限りにおいて将来にわたり木材の建材需要が大きく伸びることが期待されない場合、新たな需要を喚起しなければなりません。その意味においてFIT導入以後のエネルギーとしての木材活用は、日本の林業、中山間に新たな活路をもたらしたといえます。県下の二事業には大変期待するところです。

また、クロスラミネイティッドティンバーという新しいタイプの合板の登場によって、低級材の活用や木材を高層構造物の構造材として利用できるようになります。これは前段のお話に変革をもたらすもので、いままでコンクリや鉄骨で作るしかなかった構造物、構造材を木材で代替できるようになるわけです。もともと木に慣れ親しんだ国柄ですから、需要が大きく伸びる可能性があります。これまた楽しみです。

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高知県隊友会定期総会防衛講話

自衛隊OBで構成される隊友会、その高知県支部の定期総会に出席しています。

お昼からは麻生総理を迎えての講演会がありますので、午前中の講演だけを拝聴して帰る予定です。

ご講演くださるのは高知地方協力本部佐藤文章 本部長です。

配布された資料の中に自衛隊関連イベントの案内状がありましたので、ご紹介します。

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介護保険制度の現状と課題勉強会

介護保険制度の現状と課題勉強会に参加しました。

講師は厚生労働省老健局振興課 稲葉好晴 課長補佐です。

かつて、敦盛 には人生50年と唄われていましたが、化学肥料による食糧事情の変化や医療の進歩によって、60才、今日では90才近くまで生きられるようになりました。
日本では平均寿命だけでなく、高齢者人口の絶対数自体も増加を続けており、そのトップランナーにあるのが高知県です。

その意味において、我々の直面する課題の克服は世界最先端の課題解決法ということになりますが、それゆえに制度設計側、現場の方々、また利用者も理想と現実の狭間で大変な思いをされているわけです。われわれ政治の仕事は、利用者や事業者の実情と想いをしっかりと汲み取り、財政などの現実的問題を踏まえながら制度設計をより良いものできるよう働きかけていくことです。

今日では 介護保険サービス、医療保険サービス、見守りなどの生活支援、成年後見等の権利擁護、住居の保障、低所得者への支援がおのおのバラバラに実行されているため、質的のびしろを余しつつ高コスト構造にあります。そのような中、この問題の解決とために行政が積極的に推進しようとしている地域包括ケアシステムとは、これらを有機的に結びつけ相互に連携させることで、必要なサービスを維持しつつ費用抑制することを目的とした仕組みです。
まだまだ暗中模索状態で制度として安定するまでは、皆様にはご不便をおかけしますが、よりよい制度となるよう働きかけを頑張ってまいりますので、ご指導ご支援よろしくお願いします。

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憲法改正に関する勉強会

5月3日、日本国憲法施行の記念日に憲法改正について勉強する県民の集いが開催されます。

日時 平成25年5月3日 13:30~
場所 県民文化ホール 4F 第六多目的室
講師 池田実(日本大学法学部教授)
参加費 無料(カンパ制)
主催 日本と郷土を愛する高知県民の会

憲法といっても義務教育で習ったきり、普段の生活で別段意識することはない、そういう方が大半なのではないかと思います。しかし憲法をきちんと掘り下げていくと、国の形を定めたものですので国民に対して根本的な影響力を有していることはもちろんこと、精神や文化の形成に深く寄与し、一般的にはその国の歴史に根ざしたものであることがわかります。

安倍政権・参議院選挙ではメインのテーマになります。改正の段階にはみなさん国民投票を通じて意思表示を行わなくてはなりません。それまでに考え方を整理するめにも、賛成の方も反対の方もよくわからない方も、時間を割いて本勉強会に参加されることをおすすめいたします。

支部大会ならびに勉強会を終えて

お休みの日にも関わらず、本日の支部大会ならびに政経勉強会にたくさんの方にお越しいただきまして誠にありがとうございました。
つたない講師ではございましたが、最後までご静聴くださいました皆様に心から感謝感謝です。またテーマを変えて勉強会を開催させていただきますので、奮ってご参加いただければ幸いです。

「高知県を強靭化へ」フォーラム実行委員会

朝倉の福祉センターで開催されている「高知県を強靭化へ」フォーラムに出席中です。
講師は県南海地震対策課 堀田課長ならびに文部副大臣 福井てる先生他です。
県では、最大クラスの地震が発生した際の津波浸水シュミレーション動画を公開しています。必ずしも次の地震で起きる被害を示したものではなく、最悪のケースであるということを念頭に置いてご覧ください。

高知県版 津波浸水シュミレーション動画

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政経研究会のご案内

『西内たかずみ政経研究会』のご案内

政治と経済について興味はあるけれど機会がない・・・
勉強したいけれどハードルが高そうで・・・

そういった方々のために、日本・高知の現状を交えながら政治と経済について理解を深めることを目的とした研究会を開催いたします。できるだけ用語には解説を加えて、どなた様も気軽に参加できる内容にしたいと考えています。参加をご希望の方は下記詳細をご参照の上、ご連絡くださいませ。参加無料です!

『西内たかずみ政経研究会』
日時:平成25年4月27日 13時~
場所:サウスブリーズホテル 高知県高知市農人町5−29
参加方法:下記メールアドレス宛に メールを送信してください。
その際は、タイトルを『政経勉強会参加申込』として、本文には氏名、住所、電話番号、メールアドレスをご記載ください。定員に達した場合は、お断りさせていただく場合がございます、何卒ご了承ください。

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