お約束からすっかり時間が空いてしまいましたことをお詫び申し上げます。
タイトルには両名の名前を書きましたが、実際の記事では伊藤哲夫先生の講演のみについて触れたいと思います。
まず導入はフランスのテロに触れて日本の憲法の緊急事態条項について。
あのテロは、従前に関係する情報を得ていたにも関わらず防げなかったという点において、警備当局の失態であった。しかし、その後の対応は実にしっかりとしたものであった。
非常事態宣言を発令し、第二第三の予定されていたテロを防いだ。さらに治安部隊にしても医療スタッフにしても、非常事態、テロを想定した入念な訓練が行われていた。非常事態に対処するための規定が憲法にない日本国において、同様の事態が迫り来る可能性は十分にある。特に来年の伊勢志摩サミットには、テロに対して屈しないとした世界各国の首脳が集まることになる。テロリストにとって、伊勢志摩サミットは攻撃目標となる可能性が極めて高い。
自分たちが平和を願っていれば、自分たちがいい人であれば、平和が維持できるというのは全くの神話である。という主旨を導入として語られた。
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